ホーム > クルーズニュース > 2024/10/7 米カーニバルコーポ 「いかなる中国配船もしない」
世界最大のクルーズ企業、米カーニバルコーポレーション&PLCが現地時間の9月30日に発表した2024年第3四半期(2023年6月〜8月)業績速報に関連して報道や金融アナリストらを対象に実施したブリーフィングで、カーニバルのジョシュ・ワインスタイン社長兼CEO(最高経営責任者)が「いかなる配船も中国では行わない」との見方を示していたことが分かった。複数の海外業界メディアが10月4日付け電子版で報じている。
各紙によると、中国配船を再開しない理由として、「コロナ禍前の中国配船は当社キャパシティの数%だった」と説明した上で、「中国配船は当社が追求しているものではない。傘下オペレーター(運航船社)による配下船再配置によって収益をあげられる環境が整ってきており、現状の配船計画継続が多くの収益を上げることにつながる」とコメントしたという。
また、同氏は「日本、台湾、その他のアジア地域の配船は順調で、お客様には当社のこれらクルーズを楽しんでいただいている」などと付け加えたようだ。