ホーム > クルーズニュース > 2024/10/8 新造クルーズ船 2036年までに大小66隻 海外業界誌まとめ
現地時間の10月7日付け米系クルーズ業界誌(電子版)によると、2036年までに竣工またはデビューする新造船は「大小合わせて66隻、17万床超に達する」と報じている。米カーニバルコーポレーションやロイヤルカリビアングループ(RCG)、ノルウェージャンクルーズラインホールディングス(NCLH)、スイスのMSCクルーズといった大手クルーズ企業のほか、ディズニークルーズやバイキングクルーズといった独立系、リッツカールトンやフォーシーズンなどの著名ホテルグループが発注した小型クルーズ船が名を連ねている。また、日本籍船では来夏デビューする郵船クルーズの「飛鳥V」、両備ホールディングスがポルトガルの造船所と契約した新造船(2027年竣工予定)もリストに入っている。
同誌のまとめでは、発注済み新造クルーズ船の平均値は、乗客定員2594人、サイズが11万7000総トン、建造コストは8億5600万ドル(約1627億円)。66隻合計では「建造総額は565億ドル(約8兆3620億円)になる」としている。
船社別の発注状況をみると、NCLHが13隻でトップ。この中には、2030年から竣工予定の同社初の22万5000総トン級4隻が含まれる。次いで、RCGが10隻、さらにカーニバルとMSCが各8隻で続く。