ホーム > クルーズニュース > 2024/10/15 鹿児島港 過去最多に迫る105回 今年のクルーズ船寄港予定
鹿児島県土木部港湾空港課が先週公表した2024(令和6)年のクルーズ船寄港予定によると、10月10日時点の集計で105回となっている。同県が発表している2007年以降のデータを分析すると、台風などの影響を受けず公表資料通りに寄港すれば、過去最多だった2017年(108回)、2019年(106回)に次ぐ3番目に多い寄港実績となりそうだ。また、クルーズ船の接岸場所(一部は予定)は人工島の「マリンポートかごしま」が97回、市街地に近い北ふ頭が8回。
今年の寄港実績および予約の内訳を見ると、「飛鳥U」など日本籍船が4回、「アドラ・マジック・シティ」など中国発着の外国籍船が13回、「コスタセレーナ」など近隣アジアを拠点とする外国籍船が13回、それ以外の欧米豪などの乗客が中心の外国籍船(「ダイヤモンドプリンセス」など日本発着を含む)が70回超となっている。
博多や長崎のように、鹿児島港も中国大陸に近いという地理的優位性から、「中国発着のクルーズの来航が多数を占めるのでは」と考える関係者も少なくないようだが、実際の入港船リストを見る限り、その傾向は見られない。