ホーム > クルーズニュース > 2024/10/17 「ディズニーアドベンチャー」 初航海は25年12月15日
米ディズニークルーズラインは現地時間の10月16日、来年からシンガポール拠点のショートクルーズに就航予定の新造船「ディズニーアドベンチャー」(208,000総トン、予定乗客定員約6700人)について、「12月15日からシンガポールのマリーナベイクルーズセンターを発着する3泊、4泊の運航をスタートする」と発表した。プレスリリースの同社幹部コメントでは、「3泊から4泊の航海では主に海上で過ごすことを予定している」との記載があり、寄港地については触れていない。
同社は今夏、「アドベンチャー」で楽しめる新たなアトラクションやショー、ディナーを含めた多彩なダイニング・プログラムの概要を公表した。今回のリリースでは、それぞれの詳細について一部イラスト付きで説明している。
同船は、2022年1月に経営破綻したゲンティンホンコン(GHK)傘下のクルーズオペレーター(運航船社)ドリームクルーズ向けフリート「グローバルドリーム」で、同年11月に米ディズニークルーズラインが建造途上の同船を買船した。その後、クルーズ船建造大手の独マイヤーベルフトの主導で、23年夏から建造を再開している。
また、ディズニークルーズとシンガポール政府観光局(STB)は23年3月末、「2025年からシンガポールを発着拠点とする東南アジアクルーズを運航する」と発表しており、「少なくとも5年間にわたり、シンガポールに発着拠点を置く」などと明記した覚書を交わしている。
一方、同船のデビューを知らせるリリースには、2031年までの新造船プラン概要を紹介し、「現在の配下船は5隻だが、将来は8隻を追加建造する予定で、この中には日本のオリエンタルランドが発表済みの日本市場向けフリートも含まれる」などと言及している。