2024/10/17
観光庁 ７−９月期の訪日外国人旅行消費額 クルーズ客は163億円

観光庁は10月16日、2024年７−９月期の訪日外国人旅行消費額（１次速報）の概要を公表した。当期は１兆9480億円（2019年同期比64.8％増、2023年同期比41.1％増）と推計する。国籍・地域別では、中国が5177億円（構成比26.2％）と最も大きく、次いで台湾2844億円（同14.6％）、韓国2285億円（同11.7％）、米国1860億円（同9.5％）、香港1677億円（同8.6％）と続く。
費目別に旅行消費額の構成比をみると、宿泊費（33.7％）が最も多く、次いで買い物代（28.9％）、飲食費（21.9％）の順。また、１人あたりの旅行支出は22万3195円で、国籍・地域別ではイタリア（40万円）、スペイン（38万3000円）、ロシア（35万2000円）と続く。費用別では、宿泊費・飲食費・交通費はイタリア、娯楽等サービス費はロシア、買い物代は中国が最も高かった。
併せて公表された訪日クルーズ客の2024年７−９月期消費額は163億円で、１人あたりの旅行支出は３万6706円。内訳をみると、買い物代が３万2921円で最も多かった。当期のクルーズ客数は44万3000人。

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