ホーム > クルーズニュース > 2024/10/26 中国アドラ 2隻目の国産新造船は「フローラ・シティ」
中国の新興クルーズ船社アドラクルーズ(愛達郵輪)は現地時間の10月25日、国産2隻目となる大型クルーズ船の船名が「愛達・花城号(アドラ・フローラ・シティ)」に決まったと発表した。3隻目の配下船となる同船は現在、国営中国船舶集団(CSSC)傘下の上海外高橋造船で建造しており、2026年末までに竣工する予定。引き渡し後、同船は、広州を母港とする国際クルーズを定期運航する。
アドラによると、同社が運航する2隻目の新造クルーズ船「フローラ・シティ」は、1隻目に比べて大型化し、客室はスイートタイプを増やして2130室になるほか、パブリックスペースやエンターテインメント施設なども拡充し、アトリウム面積は2倍に広げる。これらによって船体規模は141,900総トンになると説明する。船名は、「活気に満ちた花の都・広州からイメージしたもの」という。
昨年9月末から「愛達・地中海号(アドラ・メディテラニア)」(86,000総トン、乗客定員2114人、旧コスタメディテラニア)でクルーズ事業に新規参入したアドラは、上海外高橋造船で建造した中国初の大型クルーズ船「愛達・魔都号(アドラ・マジック・シティ)」(135,500トン、キャビン数2,125、最大乗客定員5246人)の営業航海も年明け1月からスタートしている。