日本のみなとの文化をご紹介いたします。
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現在、54港の情報を掲載しています。

  • 土崎(秋田港)pdf  の情報を掲載しました。 2020年12月17日(木)NEW
  • 平戸港pdf  の情報を掲載しました。 2018年2月1日(木)
  • 坂出港pdf  の情報を掲載しました。 2017年9月30日(土)
「みなと文化」研究事業〜個性ある「みなとまち」を目指して〜

日本は島国であることから、古来より多くの地域で「みなと」が町をつくってきました。

そして、「みなと」を通じてもたらされた様々な文物が、その地域に根づき、内陸の「まち」とは異なる独自の文化(「みなと文化」)をもった「みなとまち」が形成されてきました。こうした「みなと文化」が、地域の個性(アイデンティティ)となっているところは少なくないはずです。

わが国には1,000を超える「みなと」があります。港の数だけ、独自の「みなと文化」があるのかもしれません。

しかしながら、明治以降の近代化、高度経済成長期に臨海部で大規模な土地の改変が行われたこと、それに伴って「みなと」が市民生活から遠ざけられてしまったことなどから、各地域の「みなと文化」は物理的にもまた市民の記憶の中でも失われつつあるのが実情です。

21世紀は「文化」の時代といわれています。

当財団では、地域独自の文化を活かした個性ある「みなとまちづくり」に関する研究を進めていますが、上で述べたような「みなと文化」が失われつつある状況を憂慮しています。

そこで、失われつつある「みなと文化」を保全・伝承していくために、「みなと文化」の様々な実態や情報を収集し、蓄積する事業を開始しました。

具体的には、全国120ヶ所程度の「みなと」を対象に、そのみなとの歴史やそこで生まれた文化についての情報を収集し、できるだけ統一的な様式でとりまとめ、蓄積していこうとするものです。情報の収集と取りまとめは、そのみなとに造詣の深い研究者に依頼し、「○○港のみなと文化」として、直接執筆して頂くことにしました。

こうして蓄積した「みなと文化」に関する情報は、失われた文化の発掘や保全・伝承、個性あるみなとまちづくり等を進めていく上で重要な情報だと考えます。当財団では、こうした趣旨からこの情報を広く一般の方々に活用していただくことを期待し、作業のとりまとめが終了したものから、順次「港別みなと文化アーカイブス」としてホームページ等で公開していくこととしています。

当財団としても本事業への取り組みを通じて「みなと文化」を体系的に整理しながら、個性あるみなとまちづくりのあり方を探っていきたいと考えております。皆様には、「みなと文化」についての情報や「みなと文化」を活用したみなとづくりに関するアイデア・意見などをお寄せいただければ幸いです。

このホームページは、上記のように当財団からの情報発信だけでなく、皆様からの幅広い声もいただきながら、「みなと文化」に関する情報の充実に寄与できるよう運営していきたいと考えていますので、協力の程宜しくお願い申し上げます。

※当ホームページに掲載されている原稿の著作権は当財団に帰属します。
  掲載原稿のご利用を希望される方は、当財団までご連絡下さいますようお願い申し上げます。

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